生理前、生理中の頭痛の原因は?

こんにちは。
久留米市、筑後市のやさしい頭痛整体師の鹿毛です。

湿気の多いムシムシした時期ですね。気分もだらけがちになります。
適度に運動して、汗をかいてすっきりした状態を維持したいですね。

さて、あなたは今、

・生理前、生理中になるとひどい頭痛に襲われる。
・興奮すると頭が痛くなる。

という悩みを持たれてはいないですか?

同様のお悩みの方が時々来院されることがありますので、今回はそれについてお話しして行こうと思います。
この件について悩まれている方も多いようなので是非、最後までお付き合いくださいね。
お悩みの解消に役立ちますよ。

まず、キーワードにあげられるのは!?


上記の悩みをひも解く上で、大きく関与しているものとして

挙げられるのが”甲状腺”です。
聞いたことある方もいらっしゃると思います。

小さいのに、おっきな役割を持つ甲状腺ってなに!?

甲状腺は重さが18~20gで、首の前の部分にあり、蝶もしくはH型をしています。
その主な働きはホルモンを放出することで、内分泌器系の
代表格のひとつとなります。
甲状腺から分泌されるホルモンの役割は、

・基礎代謝を高める
・たんぱく質の合成の促進
・血糖上昇
・発育促進

など主に体を活発化させる方向へと導いていきます。
その大きさからは想像できないくらい全身の体及び感情面に影響を与えるのが甲状腺です。

その甲状腺が頭痛に、どう関与するの?


生理前の準備期間になると脳のある部分から甲状腺にホルモンを出すように指令が下されます。
そして甲状腺ホルモンは、生理が円滑に行われるように性ホルモンやターゲット器官(子宮など)に作用していきます。
※性ホルモンはこれまた生理に関する重要な役割のためのホルモンであり、甲状腺ホルモンはその作用を著しく変化させる働きを持っているんです。

で、ポイントは、、、
”甲状腺がそのような活動期に入ると、甲状腺が位置する首のところにある筋肉なども影響を受け、緊張を始める”ということなんです

首の緊張は頭痛に直結することは、ご存知の方も多いですよね。でも、これだけではまだ、ひどい頭痛までは行きません。

より首周辺の筋肉などの緊張を増幅させるものが必要となってくるわけです。

頭痛に、よりいっそうの拍車をかけるのは?

緊張を増幅させるものとは、、、それは”骨盤の状態”です。

生理において最終的にホルモンの影響を受けるのは子宮などの骨盤臓器部になります。
なので、ここで

・大きく骨盤がゆがんでいる。
骨盤部の関節が動いていない。
・内臓下垂などで
子宮が圧迫されているなどの内臓の位置的問題。

であった場合、順調に生理を行うのは難しくなります。しかし、それを補うために、甲状腺は尚一層、活動を強めホルモンを分泌し続けようとします。
過活動になればなるほど甲状腺周辺の筋肉などの緊張度合いも上昇し、引いては頭痛につながっていきます。
また、ホルモンの影響は感情的にも起伏が激しくなることがあります。

ここまでを、まとめると

生理前

甲状腺活動(ホルモン分泌)
 ⇓
甲状腺周辺の緊張

ホルモンによる子宮活動

各問題により子宮活動の不全

甲状腺の過活動(ホルモンの過剰供給)

甲状腺周辺の過緊張

頭痛・感情のアンバランス

というような感じです。

甲状腺の分泌亢進と低下

甲状腺が頑張り続ける、ホルモンが放出され続ける状態が続けば、生理不順、生理困難、体温上昇、異常発汗などが出てきます。いわゆる機能亢進状態です。
機能亢進がひどくなったものとして有名なのがバセドウ病といわれるものです。
有名人の方でもバセドウ病の方はいるようでそこで知った方も多いのではないでしょうか。

また、逆に分泌低下の場合、橋本病と言って意欲の減退が基本にあり体温低下、生理不順などにつながります。
どちらも軽度の場合、ひどい自覚がないので気付かないこともあるようです。
なので、頭痛の場合、甲状腺機能亢進ぎみの負担をかけている証なのかもしれません。
頭痛だけで判断するのは大げさかもしれませんが、日常のストレス具合などと合わせて考えてみるといいかもしれませんね。

生理前頭痛を改善させるためには!

生理前の頭痛を軽減もしくは改善させるためには普段からの心がけが大事です。
しかし、たいそうなことをする必要は全くありません。以下が
その内容です。

①お風呂で湯舟につかる間、温めたタオルを首から肩に覆うようにかける。
②冷水(耐えられる程度)と温水のシャワーを交互に肩から首にかける。
(それぞれ30秒を5回程度)

③首筋を一定の時間、軽く抑える。
④内臓を冷やさない。
⑤気持ちの良い程度のストレッチをする。
⑥気持ちの良い程度の運動をする。
⑦30日~60日に1度は必ず専門家に首、骨盤部を調整をしてもらう。

特に、⑦の定期的に専門家に調整してもらうことは①~⑥に対してより相乗効果をもたらします。是非、参考にしてくださいね。

まとめ

さて、今回の記事はいかがでしたか?頭痛ひとつでも、その方の状況によって原因はとても変わっていきます。
その一つとして生理前の方の頭痛を甲状腺と骨盤についてお話ししてきました。

甲状腺は亢進時⇒立方形、低下時⇒扁平に変化します。
その変化が構造、他器官の働き、感情など、全身への影響はとてもインパクトがあることもご紹介しました。

また、以前も書きましたように、改めて骨盤の調整が重要なことも準じてわかっていただけたでしょうか。
以前の記事はこちら)


今回はどちらかと言えば女性対象の記事のようになってしまいましたが、決して男性の方に当てはまらないことでもありません。
男性にも甲状腺はありますから。あるということは、役割があります。
しかし、男性は男性で、原因が違ってきます。そこは、また、別の機会にご紹介したいと思います。加えて自宅でできる骨盤調整についてもご紹介できればと思っています。

ということで、今回はここまでです!
この
記事が生理前、生理中の頭痛、興奮時の頭痛で悩まれているあなたのお役に立てると嬉しいです。

それではお付き合いいただきありがとうございました!

 

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