頑固でひどい首痛、頭痛の原因とは!?

こんにちは。
やさしい頭痛整体の鹿毛です。

久しぶりの投稿になりますが、、、、。
今年は、暖冬と言いながらも寒いですね。
体調管理には充分に気を付けたいですね。

さて、あなたは、

・病院で精密検査を受けても異常なし。
・薬を飲んでも、その時は効くけど、すぐに逆戻り。
・マッサージ、整体などに行っても、すぐに逆戻り。
・とにかくズキンズキンと痛くてどうしようもないときがある。
・電気にあたるだけで効果がない、、、。

というような現状で、首痛+頭痛のダブルパンチでお悩みではないですか?
今日は、ある患者さん(以降、Aさん)とのやりとり、経過についてお話しながら
そのダブルパンチの理由と解消について記事にしました。


あなたにも当てはまるところがあれば参考になるかもしれません。

ぜひ、最後までお付き合いくださいね。

Aさんはどんな症状?

久しぶりに連絡いただいたAさん。

「先生、お久しぶりです。
実は何日か前から首が痛くて。
いっときしたら頭まで痛くなってきて。。
また診ていただきたいんですけど。」


ということで辛い感じの様子でした。
そのまま予約され、数日後来院されました。


当日、お話を聞くと、
首の左側から後頭部左側にかけての強い強い痛み。

夜も寝られないくらいに痛む、とのこと。
特に食後はかなり痛むとのことでした。
最近、特段、変わった作業をしたわけでもなく、
徐々に違和感を感じ始めて
ひどくなっていったとのこと。


そして、2度、施術をさせていただいたのですが、
その都度、いっときは調子よくなるものの

やはり少しづつ違和感を感じはじめて、
最終的には元の強い痛みにまで戻るということでしたので、

不安に思ったAさんは病院での精密検査を受けに行かれました。


しかし、異常はなし。

全く問題ないということで、
筋肉を柔らげるものと痛み止めのお薬をいただいたとのこと。


ということで、

問題は日常生活上にあると確信しまして、
3回目の施術に来られた際に、
再度お話をじっくり聞くことにしました。


そこでわかったこと、、、、

Aさんの首痛+頭痛の原因は!?

Aさんのカラダを施術するにあたり、
戻りがはやいことに疑問を感じていた私が

聞いたこと。
それは、、


「頻繁にあぐらをかいていないですか?

もしかして、ご自宅での食事の時は常に床であぐらですか?」


という質問。


Aさんの返答は、

「あっ、はい!ほぼあぐらです!
仕事がら、日中もあぐらをかくことが多いです。」


私:「やはり。」

ということで、原因は『あぐら』。


では、なぜ、あぐらか?

その理由についてこの後、順を追って説明していきますね。

なぜあぐらが頑固な首・頭の痛みにつながるのか!?

①股関節、骨盤の開き

あぐらはご存知のように、
両側の股関節を外旋させる姿勢ですね。

ストレッチなどで同じような姿勢をする場合もありますが、
それはあくまで短時間で
目的があってのこと。


日常の中での、長時間のくつろぐ、という感じとなると

今度は骨盤さえも開くようになっていきます。
開いた状態で長い間くつろいだりするとどうなりますでしょうか?
かなり意識していない限り自然に背中は丸くなり、
顔面は前に突き出した状態になってしまいます。


これまた、その姿勢が続けば、、、

②内臓の位置の問題

背中が丸くなれば、
呼吸に伴う肋骨の動きに制限が入りますので
満足な呼吸ができにくくなります。


そうなれば呼吸に大事な横隔膜の動きも悪くなり、

いわゆる横隔膜不全状態になります。
そうすると横隔膜の下にある内臓は下に停滞したままになり、
イコール骨盤内で停滞した状態となります。


中から、外から、骨盤を開く環境が整ってしまったということです。


ちなみにお腹の中にある大腰筋と言われる筋肉も

働きづらくなるので、たるんだ状態になります。
大腰筋と関連深い腎臓も位置的に下垂し、
機能的にも低下することも考えられますね。

③つながりからのひっぱり

少し話がそれますが、
袋に重たいもの、
例えば、砂を入れ込んでみましょう。

その袋の口部分を把持して持ち上げます。
砂の重さのために袋の口部分は
下に引っ張られた状態になりますね。


袋の強度によっては口の部分と
砂を入れている部分の間で分離してしまうこともあるかもです。

それくらい負担がかかるということです。


実はAさんのカラダはこれと同じようなことが
起こっていたんですね。

(さすがに分離はしないですが、、)


人間のカラダは横の絵のように腹膜から
食道、首の筋肉と連鎖をしています。

影響を与え合うわけです。


通常は肋骨の動きなどの十分な呼吸の環境が整っていると、
横隔膜の上下の動きで内臓もそれに伴いスムーズな反応が起こり
運動をするのですが、いったんその呼吸環境に制限がかかると、
内臓の重みが、そのまま食道、首などにかかるようになります。

いわゆる食道と首の部分が、袋でいうところの把持している口部分ですね。


首の筋肉、皮膚などに下からの牽引がかかり、ひいては、
牽引のかかる筋肉の付着部(頭部)にも

負担が来ることは想像できますね。


この時、特に負担がかかりやすい筋肉が”胸鎖乳突筋”と
言われる首の左右にある筋肉です。(→水色部分)

Aさんの場合、あぐらで食事をされることが多かったのも、
この筋肉に負担をかけるのに拍車をかけていたようです。

④カラダは左右対称ではない

カラダって実は左右対称ではありません。
骨の形自体も左右で違いが見られます。
内臓も左にあって、右にないものがあり。
逆もしかり。


なので、左右同じような牽引がかかるわけではなく、

牽引具合に回旋が入ってきます。


今回のAさんの場合は、育児やお仕事中の姿勢などの関係で、

特に左側の首、頭に負担がかかったようです。


ちなみに私の臨床上、左側に違和感を持つ方が多い印象です。

これにも一応、こうじゃないか?という感じで理由はありますが、
これは別の機会にお話しできればと思います。

頭蓋の動きが見られない

加えてお話しますとAさんの
カラダの特徴としてあったのが
頭蓋部の硬さ。


施術の際見させていただく事の多い場所として
頭蓋部があるのですが、

このとき、施術するためにというよりは
カラダの状態を
把握するための指標としてみる、
といったほうが正しいかもしれません。。         <クラニオ・セイクラルオステオパシーより抜粋>


先述しましたように、

「あぐら姿勢の時間が長いのでは?」
と感じてAさんにお聞きしたのは
この頭蓋部の動きが悪く、戻りも早かったためでした。


最初は、髪をきつく束ねてありましたので、
その影響もあるのかなと思っていましたが、

それを差し引いても、Aさんの場合、この頭蓋部の動きがとにかく悪く、
手応えが全くなかったので、”あぐら”についてお聞きしたんですね。

脱あぐらを意識し始めてどうなったか?

Aさんも”あぐら”の指摘をさせていただいた際に
合点がいったらしく、、

日常生活でなるべくその姿勢をしないように
意識されるようになりました。


で、施術にこられると、やはり以降、
お薬を飲まないでも首、頭の痛みはおさまるようになり、

頭蓋部の動きも施術とともにしっかり緩む、動くようになりました。


施術の効果がそのまま上乗せになるというサイクルですね。

そこからのカラダの回復は早いし、持続します。


なにより、ご自分で気を付けることができるのが大きいですね。


「もう、まったく違います!

ウソのように痛みが出ないです。」


と言われて、喜んでおられました。

良かったです!

まとめ

さて、今回は”あぐら”がもたらす首、頭の痛みについて書いてみました。


実は、今回は”あぐら”が発端でしたが、別の原因から同じような経過を

たどることもあるんです。
ぜひ、ご自分が今感じている症状を改善させるための参考になれば幸いです。


なにより不調の理由が明確になり、ましてやご自分の生活の注意点を守るだけで

予防できることが自覚できれば、鬼に金棒です。


というかそうじゃないと、いけませんね。

その都度、頻繁に誰かのお世話になるために時間とお金を使うより、
健康に対して前向きになります。


ということで、久しぶりの投稿でしたが、いかがでしたでしょうか。
お役にたてたらうれしいです!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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