頭痛外来や市販のお薬に頼る前に知っておくべき事

こんにちは!

久留米市、筑後市の「やさしい頭痛整体」の鹿毛です。

頭が痛いと何もする気がおきませんね。
現代では定期的な頭痛で悩まれている方は4000万人ともいわれています。

あなたはどうですか?
毎日に忙殺されて、一時しのぎのために市販のロキソニンをはじめとする痛み止め、頭痛外来などで処方されるお薬をその都度飲んでいないですか?
もし、そうなのであれば一息つきがてら、この後も読み続けてみてください。

今回はお薬との付き合い方について書いています。

お薬との距離感はとても大事です。そもそもお薬を飲むこと自体に全く抵抗がない方もいますので、まずは、そのあたりについてお話ししていきますね。

なぜ、痛み止めのお薬を飲み続けることがダメなのか。

ダメな理由のキーワードは、以下の3つがあります。

・副作用
・耐性
・内臓への影響

1つずつ簡単にお話ししていきますね。

副作用

ご存知の方も多いと思いますが、お薬には副作用が存在します。
特に代表的なものは消化器系の症状です。なので医療機関で痛み止めのお薬がでたら胃薬ももれなくついてくることはよくありますね。
また、頻繁に摂取すればするほど副作用の出方はひどくなっていくこともあります

以前、医療機関にいた際には副作用の出方がてきめんな方もいらっしゃいました。

耐性

副作用にも関連しますが、要は”慣れ”ということです。
そうなれば副作用もあまり影響しなくなり、効き目も減少し、より強い薬を求めるようになります。
市販薬は手軽に手にはいるのも一つの要因になるのかもしれませんね。

内臓への影響

お薬を飲めば必ず消化器が影響を受けます。消化器の中でお薬の代謝に働くのが肝臓です。その際、専用の消化液を出すためにイレギュラーな働きをします。

副作用のところでもお話ししましたが、消化器系の症状を抑えるために出される胃薬自体を代謝させることにも、やはり肝臓が働かなくてはいけません。

そのために頻繁な薬の飲用は、肝臓のオーバーヒートを起こし、結果、肝障害につながっていきます。

以上のように、お薬と長期にわたる親友になることはあまり得策ではありません。
どうしても、というとき以外には飲用しない。
はたまた、それ以前に飲用しなくても良い距離感をとれるような状態を作り上げることが大事ですね。

とはいえ、お薬に頼ることも大事な理由

前項目でお薬のデメリットをお話ししおきながら、なぜお薬に頼ることが大事なのか?
それは、痛みを感じること、感じ続けること自体が、これまた体に悪影響だからです。
長期になればなるほど問題です。

経験された方もいると思いますが、頭痛、片頭痛を感じている時ってどんな心理状態ですか?おそらく思考はほぼストップ状態です。冷静な判断ができない、なげやりな感じになりませんか?
それはこんな経過を辿るからです。

痛み ⇒ ストレス ⇒ ストレスホルモンの分泌 ⇒ 血圧↑ ⇒ 痛みの長期化 ⇒ ストレスホルモンに関係する器官の疲労 ⇒ 正常な思考ができない ⇒ 負の連鎖

脳が苦痛ばかり感じているので、冷静な判断ができません。
この流れを食い止めるには、お薬が手助けとなります。
まずは痛みを一時的に落ち着かせて、気持ちを整理させること。そして冷静な自分のときに、お薬との距離感が近くなりすぎないような身体づくりを並行して行っていくことが重要となります。

頭痛薬を飲むか否かよりも大事な事とは?

なにしろ薬のメリット、デメリットを把握したうえで、飲用する、しない以上に大事なことがあるんです!

それは今の自分の身体の状態を知ることです。
もっといえば自分の状態を知るための時間を作ること。

「なんでこんなに頻繁に頭痛がするんだろう?」
と思う時間が必要なんですね。

ちょっとした気づきで頭痛が改善することって多々あるんです。

自分の状態を把握する。

何が必要かを洗い出す。(休暇、遊び、自分をかわいがる、運動)

薬との付き合い方を変える。(ここまできたら変えようとしなくても、自然と薬との付き合い方も変わると思います。)

自分の時間を作る

先にも一部、書きましたが、お薬との距離感が近い方の特徴は、

・忙しい
・休みをとっていない
・自分の時間をとっていない
・他人優位
・責任感が強い
・交感神経が過剰に優位な状態が長い

が挙げられます。私の印象ではありますが、基本的に自分の時間を生きていない、もしくは忙しい毎日を送っている方に多いです。
まずは、一度ゆっくり時間を取って休養してみてください。
ご自分の体と会話をしてみてください。
お薬との適切な距離感、付き合い方が見えてきますよ。

まとめ

今回お伝えしたかったことは、”お薬との距離感は大事です”
ということと、その土台には”自分の体の状態を把握する余裕をもつことが重要”ということでした。
この記事が、頭痛、片頭痛でお悩みの方でお薬ばかりに頼っている方にとって良い方向へ進むきっかけになればうれしいです!

もし、手っ取り早く頭痛、片頭痛を改善させてお薬との距離感を遠くしたい方は是非ご相談くださいね。

補足

頭痛は大きく一次性と二次性に分けられます。

片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など緊急性、命とりにならないものを一次性、クモ膜下出血、脳動脈破裂などの突発的な強い痛みが出るものを二次性と言います。
二次性の場合は、緊急性がとても高く一刻を争うものです。
今回は緊急性の低い、慢性的なものである一次性だったと仮定してお話ししています。

(一次性頭痛である片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛については別記事にて)

これまでに経験のない頭痛や日増しにひどくなる頭痛、加えての吐き気などありましたら
すぐに救急車もしくは最寄りの専門の医療機関に行かれることを強くお勧めします。

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