今回は、更年期、自律神経系の症状かと悩まれていた方の改善までの経過の投稿です。
もし、以下のようなことで悩まれていたら改善への糸口に今回の記事がなるかもしれません。
・不定期で呼吸が苦しくなる
・お通じの調子が悪い
・食欲はあるが入らない
・特別になにか重い症状があるようでもない
・疲れやすく、すぐに座りたくなる
・気持ちがあがらない
など、ありましたら、ぜひご一読ください。
なんとなく気持ちが晴れない
50代女性のYさんが来院されたのは、慢性的な息苦しさと疲れやすさのためでした。
日常生活の中で息が詰まるような感覚に襲われることがあり、さらにすぐに疲労を感じるようになったとのこと。食欲はあるのに、食事をするとすぐに満腹感を覚え、結果的に小食となり、体力も落ちてしまっていました。
この息苦しさを少しでも改善しようと、患者さんはラジオ体操などの軽い運動を試みましたが、そもそも疲れやすくなっているため、運動を続けることが難しくなり、運動自体に抵抗を感じるようになっていました。
さらに、みぞおち(鳩尾)や胸骨の部分に痛みやつっかえ感があり、不快感が日々増している状態でした。ご本人は年齢のこともあり、更年期症状、自律神経系の問題かと悩まれていました。
施術前の状態
初診時に詳しくお話を聞くと、胸骨やみぞおちの圧痛が顕著であり、両下部肋骨にも強い圧痛がみられました。さらに、腹部の触診にて皮膚が下方へと引っ張られている状態であることを確認しました。
このような状態から、胸郭の歪みや内臓の位置の影響が関与していると考えました。
この患者さんに対して、まず 肋骨への独自施術 を施すことで、胸郭の可動性を改善し、呼吸のしやすさを向上させることを目指しました。
加えて、 内臓調整 を行い、腹部全体の緊張を和らげ、消化器の働きを本来の状態へ戻すことを目的としました。
施術の経過
施術は継続的に行い、少しずつ変化が現れました。
特に 胸骨から内臓までの神経整体 を組み合わせることで、体の中心部分の不調を総合的にケアできるようになりました。
1回目の施術後:
施術直後から、患者さんは「少し呼吸が楽になった気がする」との感想を述べました。まだ根本的な変化ではありませんが、体のこわばりが和らぎ始めたことがわかります。
2回目の施術後:
胸郭の緊張がさらにほぐれ、息苦しさの頻度が減ってきました。
特に、みぞおちのつっかえ感が軽減し、食事を摂る際の違和感が少なくなったとのことでした。
ただ、起き上がり時にすっと起きれない感じは残っていました。
3回目の施術後:
患者さんの疲れやすさが改善し始め、日常の動作を行う際の負担が減少。息苦しさも大きく軽減し、ラジオ体操を再度、試みる気持ちも湧いてきたようです。
起き上がり時の、不快感もなく無意識にすっと起き上がれることを自覚されました。
4回目の施術後:
「呼吸がとても楽になった」「体力が戻ってきた感じがする」と患者さんが嬉しそうに話してくださいました。食欲も以前のように戻り、満腹感をすぐに感じることなく、バランスの良い食事を摂れるようになりました。
さらに、胸骨周囲の圧痛も大幅に軽減し、日常生活の質が改善されました。
まとめ
この患者さんのケースでは、当院での独自整体と内臓調整を組み合わせることで、息苦しさや疲れやすさが徐々に改善し、最終的には呼吸のしやすさや食欲の回復につながりました。
胸郭の歪みが影響していた症状を緩和することで、患者さんの生活の質が向上し、活動意欲も戻ってきたのが印象的でした。
また、呼吸しづらいことがどれだけ精神的に影響を受けていたのか、も強く実感されたようです。
今回のような状態が長期に続くと、もしかしたら多様な症状の引きがねになっていた可能性もあります。早めの対応が肝心かと思います。
今後も、このような症状でお困りの方のために、一人ひとりの状態に合わせた施術を提供していきたいと考えています。
同じような悩みを抱えている方は、お気軽にご相談くださいね。
今回の記事が良い方向へいくきっかけになれば幸いです。
それでは、お付き合いいただきありがとうございました!
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