こんにちは。
やさしい頭痛整体の鹿毛です。
と毎回言っておきながら、片手間でコーチさせていただいている少年野球では
”やさしくない”
と言われているようです。。。
さて、さて、あなたは
・不定期にお腹の調子が悪くなる。
・いきなり下痢。
・いきなり冷や汗。
・いきなり気分悪くなる。
・上記の合併症状。
・医療機関の検査では特段異常はみられない。
・食後、いっとき(数時間後)して上記の症状。
というような状態でお悩みではありませんか?
今日は、上記の原因をある角度からの視点でお伝えしていきたいと思います。
原因を知ることで、どう対応したらよいか、の参考になれればうれしいです。
ぜひ、お付き合いくださいね。
目次
原因はなに?
胃カメラで検査しないとなかなか胃の状態はわからないものです。
ここでは、あくまで胃カメラ及びその他様々な検査の結果、異常はなかったが、それでも上記のような症状がある場合とします。
それでは、なぜ症状がでるのか?
問題として考えられるのが
『胃の機能的な部分』
になります。
胃の働き、機能について
ここでは、胃の働き、機能についてざっくりと説明しますね。
食べたり、飲んだりすると、その飲食物は口からのど、食道、そして胃の入口を通過します。
このとき、胃の入口を噴門(ふんもん)といいます。
そこから胃内に入り、そこで飲食物はそのあとの通過、消化、吸収がしやすくなるために胃酸などの協力を受けて”おかゆ状”になります。
すると、少しづつ胃の出口である幽門(ゆうもん)といわれる個所から、
次の十二指腸と言われる部分に移動していきます。
噴門と幽門と胃内は筋肉
飲食物が口から入るとき、カラダは自律神経でいうと、主にリラックス時に働く副交感神経優位となります。
「リラックスした状態でご飯を食べないと消化が悪くなる。」なんてこと聞いたことないですか?
カラダの機能からしても、やはりそうなんです。
少しだけ詳しくお話しすると、副交感神経優位となると噴門、幽門部の筋はゆるまって、飲食物が適度に通るようなります。
逆に胃の中の筋肉は飲食物を消化しやすい形に変えるために収縮したりして活動的になります。
緊張状態の時などに優位となる交感神経時には、それぞれ逆の働きになります。
カラダは、飲食物が入ってきた時点で食べたものを効率よく処理するために、自動的に反応しだすんですね。
ちなみに、噴門・幽門と胃内は筋肉ではありますが、それぞれ性質が違います。
これもカラダのすごいところで適材適所ではありませんが、役割を最大限に活かすための違いとなります。
進化の過程でそうなっているんでしょうね。
すごい。。。
これ以上、説明すると長くなりますので、今回は割愛しますね。
胃の働きは自律神経にゆだねられている
前の項でお話したように、胃の働きは自律神経によって左右されているといっても過言ではありません。
なので、極端に緊張状態が続いたり、リラックス状態が続いたりするとよろしくない結果となります。
極端な状態が続くと、カラダは防御反応のために、逆の反応を起こそうとします。
緊張状態が長期に続けば、リラックスに切り替わる。
ただし、その振り幅が大きくなると、リラックスを通り越して、何もしたくない無気力な状態にまでいくこともあります。胃もそれに合わせた状態となります。
ということは、上に挙げたような症状は、自律神経の働きのトラブルから飲食物の消化不良を招いた、ということになります。
飲食物が適切な過程を踏まないまま、消化管を流れていくことによりカラダが反応を起こした結果の症状ということになります。
飲食物自体の問題、その他もありえます
とはいえ、飲食物自体に問題があって、適切な過程を踏まないケースもあるのかもしれません。
たとえばすでに悪くなった、賞味期限がずいぶんと切れていたなど、の場合、カラダが悪いものを速く外に出すために症状として出る場合もあるかもしれません。
嘔吐という形で外に出したくなることもあるかもしれませんね。
その他、以下のようなことも考えられます。
・胃の摘出手術後のダンピング症状
・胃以外の消化器管などの異常
こういう場合はお医者さんの指示に従って対処するのが大事です。
どうしたら改善するの?
まず第一に重要なのは自律神経の切り替えが適切に行われるようにすること。
そのためには日常の生活を見返すことがカギとなります。
・適度な緊張感
・適度な休憩
・食事時間の確保
・気晴らし時間の確保
・睡眠
・栄養
・運動
すべて基本的な事となります。
直ぐには効果はありませんが、意識して実践していけば必ず変化していきます。
また、内臓自体の位置異常の改善、全身の調整なども改善の糸口となります。
50代女性のケース
当院に来られた50代のAさん。
今回のお話のような状況のお一人です。
かなり仕事が忙しく、プライベートでも高齢のお義母さまのお世話などで疲労困憊でした。
当初は頭痛が主訴で来院されたのですが、お話を聞くと別の症状のことを話されました。
食後数時間後の異常症状については、とりあえず医療機関での検査では異常はないとのことで、消化器のお薬を処方していただいていました。
お薬も効いたり、効かなかったりという状態でした。
とりあえず、ターゲットとなる内臓およびその内臓の反射点への施術を数回行いながら、出来うる範囲で日常生活でもご自身の時間を設けるようにしていただきました。
すると1ヶ月ほど過ぎたあたりから、症状の発現回数が減少してきたことを話されました。
今、半年ほど経ちますが、以前のような症状はほとんど出ないようになられています。
”ほとんど”というのは、たまに軽く予兆を感じることがあるということだそうです。
それでも以前を考えるとかなり安心されているようで、現在は、定期的にケアに来られている状況です。
変化を加える
医療機関での異常が見られないのに、それでも症状がある場合、突き詰めると、およそ日常生活が原因であることがほとんどです。
また、問題のある部分とリンクするカラダの箇所に硬さや引っ張り感などが出てきていることは多々あります。
それらに少しづつでも変化を加えていくとカラダは変わっていきます。
(個人により速さはありますが)
まずは、ご自身の日常を振り返り、そのうえで適切なケアのサポートを受けることが大事です。
まとめ
さて、今回の内容はどうでしたか?
内臓の異常って本当にいやで心配になりますよね。
しかし、器質的な異常がない場合、何度もお話していますが日常生活の中に原因が隠れています。
ぜひ、一度立ち止まりゆっくりしてみてください。
あえて、すき間を作れば、新しいもの、気づかなかったことが入ってきます。
そうなったら好変化のチャンスです。
それでは、今回の内容が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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