夏になるとぎっくり腰・首痛・頭痛が増える?酷暑と身体の不調の関係

こんにちは!
筑後市のかげ接骨院です。


毎年のように「今年の夏は暑いですね」と言っている気がしますが、近年の暑さは身体にとってもかなり大きな負担になっています。


当院でも暑さが厳しくなる時期になると、

「朝起きたら急に腰が痛くなった」

「特に何かした覚えはないのに首が動かなくなった」

「最近、頭痛が増えた」

「ぎっくり腰のような痛みが出て、その後も地味な痛みが残っている」

といったご相談を受けることがあります。
もちろん、暑さだけが腰痛や首痛、頭痛の原因というわけではありません。


ただ、暑さによって起こる身体や生活の変化が重なり、結果として痛みが表面化することは考えられます。

今回は「夏の暑さと身体の不調」という視点からお話しします。

こんなことでお困りではありませんか?

  • 今まで経験したことのないような急な腰痛や首痛が出た
  • 暑くなってから頭痛が増えた
  • ぎっくり腰のような強い痛みが出た
  • 激痛は治まったものの、その後も地味な痛みが残っている
  • 朝起きたとき身体が固まっている感じがする
  • 冷房の部屋に長時間いることが多い
  • 暑くなってから運動量がかなり減った
  • 疲れが取れにくく、睡眠も浅い気がする


このような状態がある場合、痛みが出た場所だけではなく、暑くなってから身体や生活に何が変わったのかを考えてみることも大切です。

酷暑と腰痛、頭痛、首痛にはどんな関係がある?

暑い時期に身体へ影響するものは、単純に「気温」だけではありません。
暑くなることで、

発汗、水分不足、食欲低下、睡眠の質の低下、疲労、活動量の低下、冷房環境、長時間の同じ姿勢

など、さまざまな変化が起こります。

例えば、

暑い
↓
汗をたくさんかく
↓
水分や電解質が失われる
↓
食欲や睡眠にも影響する
↓
暑いため外出や運動が減る
↓
冷房の部屋で長時間同じ姿勢になる
↓
身体の疲労が抜けにくくなる
↓
いつもなら何ともない動作で痛みが表面化する

このように、一つの原因というより、いくつもの条件が積み重なっていると考えた方が分かりやすいでしょう。

汗をかくことによる身体での影響

暑くなれば当然、汗をかく量が増えます。
屋外だけではありません。


少し歩いただけでも汗をかきますし、寝ている間にも水分は失われています。
汗によって失われるのは水分だけではなく、ナトリウムなどの電解質も含まれます。


こうした水分や電解質のバランスは、筋肉の収縮や神経の働きにも関係しています。
さらに暑さで食欲が落ちれば、身体に必要なエネルギーや栄養素そのものが不足しやすくなります。

つまり夏場は、

「汗をかいた分だけ水を飲めば、それですべて解決」

とは限らないのです。
食事、睡眠、活動量などを含めて身体全体を見る必要があります。

マラソン大会の救護で感じた「発汗と身体」

以前、マラソン大会の救護に参加したことがあります。
長距離を走り終えた方の中には、大量の汗をかき、ウェアが白くなるほど塩分が付着している方もいました。

もちろん熱中症症状の方もいましたが、印象に残っているのが、

「足がつる」

「背中がつる」

など、身体のさまざまな場所に筋肉のつりを訴える方がいたことです。
マラソンの場合は、運動と大量発汗によって短時間のうちに身体へ大きな負荷が加わります。


一方、普段の生活ではそこまで急激ではありません。
だからこそ気づきにくい部分があります。


毎日少しずつ汗をかく。

少しずつ睡眠不足になる。

暑いから身体を動かさなくなる。

食欲も少し落ちる。

冷房の部屋で長時間座る。

こうした小さな変化が何日、何週間と積み重なったところに、

「床の物を取ろうとした」

「朝起き上がろうとした」

「顔を洗おうと前屈した」

「振り向いた」

といった普段なら問題にならない動作が加わり、急に痛みが出ることがあります。

そのため、

「何もしていないのに、なぜ急に痛くなったんだろう?」

ということが起こるわけです。

冷房が悪いわけではない

夏の腰痛や首痛の話になると、

「冷房で身体が冷えたからです」

と言われることがあります。
しかし、猛暑の中で冷房を我慢する必要はありません。


熱中症予防のためにも冷房は重要です。
むしろ注意したいのは、冷房の効いた部屋で長時間ほとんど動かないことです。

暑い。

↓

外に出なくなる。

↓

歩かなくなる。

↓

冷房の部屋で長時間座る。

↓

同じ姿勢が続く。

この生活の変化も身体に影響します。
「冷房が悪い」のではなく、暑さによって生活そのものが変わっていると考えてみてください。

夏の腰痛、首痛、頭痛を防ぐために

特別なことをたくさんする必要はありません。

まずは次のような基本的な部分を見直してみましょう。

①こまめに水分をとる

喉が渇いてから一気に飲むのではなく、こまめな水分補給を意識しましょう。
大量に汗をかいた場合には、水分だけでなく塩分などの補給も必要になる場合があります。
スポーツドリンクや経口補水液なども、状況に応じて利用してください。

※高血圧、腎臓病、心臓病などで水分・塩分について医師から指示を受けている方は、その指示を優先してください。

②食事を抜かない

夏は食欲が落ちやすく、

「そうめんだけ」

「パンだけ」

「冷たい飲み物だけ」

という食事になりがちです。

食べられる範囲で構いませんので、タンパク質、野菜、果物なども組み合わせ、身体に必要な栄養を確保することを意識しましょう。

③長時間、同じ姿勢を続けない

デスクワークや車の運転などで長時間同じ姿勢が続く場合は、時々立ったり、歩いたり、身体を動かしてみてください。

大げさな運動をする必要はありません。

④体が求める方向へ伸びてみる

ストレッチというと、

「正しいフォームで30秒」

「この筋肉を伸ばさなければ」

と考えがちです。
もちろん目的を持ったストレッチも大切ですが、もっと気楽な方法もあります。
寝転がったとき、朝起きたときなどに、

「伸びたい方向へ伸びる」

だけでも構いません。
赤ちゃんや動物がするような「伸び」をイメージしてみてください。
身体を少し伸ばしていると、
「もう少しこっちに伸びたい」
「身体をひねりたい」
という感覚が出ることがあります。

痛みを我慢する必要はありません。
気持ちよく動ける範囲で身体を動かしてみましょう。

⑤睡眠と休養を軽視しない

夏の身体に意外と影響するのが睡眠です。

暑さによって睡眠が浅くなったり、夜中に何度も目が覚めたりすると、十分に寝ているつもりでも疲労が残ることがあります。

「最近身体がおかしいな」と思ったときには、痛いところだけではなく、

最近ちゃんと眠れているか?
食事は取れているか?
水分は足りているか?
身体を動かしているか?

というところも振り返ってみてください。

すでにぎっくり腰や首痛が出てしまったら

すでに強い痛みが出ている場合、

「早く治したいから、とにかく伸ばそう」

「痛いところを強く揉もう」

とするのはおすすめしません。
強い痛みがあるときは、無理に動かしたり強い刺激を加えたりせず、まず現在の状態を確認することが大切です。そして痛みが出た場所だけではなく、

「なぜ、このタイミングで痛みが出たのか?」

というところまで振り返ってみましょう。
暑くなってから、

  • 睡眠時間が変わっていないか
  • 食欲が落ちていないか
  • 水分摂取量は十分か
  • 運動量が減っていないか
  • 座っている時間が増えていないか
  • 仕事が忙しくなっていないか
  • 疲労が抜けない状態が続いていないか

こうしたところに、身体を立て直すヒントが隠れていることがあります。

頭痛については「暑さのせい」と決めつけないこと

夏場に頭痛が増える方もいらっしゃいます。

脱水や疲労、睡眠不足などが頭痛に関係する場合もありますが、すべての頭痛が暑さや身体の疲れによるものではありません。

特に、

  • 突然、経験したことのない激しい頭痛が出た
  • ろれつが回らない
  • 手足に力が入らない
  • 意識がおかしい
  • 強い吐き気や嘔吐がある
  • 高熱を伴う
  • 熱中症が疑われる

などの場合は、整体やセルフケアよりも医療機関への受診を優先してください。

腰痛についても、強い麻痺やしびれ、排尿・排便の異常、発熱、転倒や事故後の強い痛みなどがある場合には医療機関での評価が必要です。

まとめ|夏の不調は「痛いところ」だけでは見えてこないことがある

暑さそのものが、直接すべての腰痛・首痛・頭痛を起こすわけではありません。

しかし暑さによって、

発汗
水分・電解質バランスの変化
食欲低下
睡眠不足
疲労
活動量低下
長時間の同じ姿勢

など、身体を取り巻く条件が一気に変わります。
そして、それらが積み重なった結果として、

「昨日まで何ともなかったのに突然腰が痛くなった」

「朝起きたら首が動かなかった」

「最近、頭痛が増えている」

といった形で身体からサインが出ることがあります。
実際、当院でも夏の暑い時期に、

「こんな腰痛は初めてです」

「何もしていないのに、なぜ痛くなったんでしょう?」

という方が来院されることがあります。
そんなときに大切なのは、

痛みが出た場所だけを追いかけるのではなく、「暑くなってから自分の身体や生活に何が変わったのか?」まで振り返ってみることです。

腰が痛ければ、腰だけ。

首が痛ければ、首だけ。

頭が痛ければ、頭だけ。

身体は必ずしも、そんなに単純ではありません。

暑さ、睡眠、食事、活動量、仕事、姿勢、普段の身体の使い方。
いくつもの要素が重なった結果として、最後に痛みとして表れていることもあります。
夏になってから急に身体の調子がおかしくなった方は、一度ご自身のここ数週間の生活を振り返ってみてください。


身体を立て直すためのヒントが見つかるかもしれません。

全国的にも暑さで有名になった久留米、筑後市周辺で、夏になってから続く腰痛・首痛・頭痛などでお困りの方に、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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